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ほぼ酔っ払いの備忘録

一時停止

すごく好きで新刊が発売するたびに購入している漫画の発売日はいつも忘れてて、やっと手に入れたら一瞬で読み終える。これがちょっと嫌い。楽しみにしていたのに手にした瞬間に「ああ、これを読んでしまえば次の話が気になってもどかしいんだろうな」と思って躊躇ってしまう。次の発売は半年後くらいかな〜遠いな〜、なんて期待よりも続きが今読めないことが辛くなる。アニメも同じような感じだ。そんな感じで、まとめて見るほうが好き。続いていた物語がそこで止まってしまうのがちょっと嫌い。なんだか、これ、わたしが今住んでいる町で車に乗っている時に似ている気がする。この町は信号が多くて300メートルくらいの間隔で信号に出くわす(気がする)。ましてや、年末調整で交通整備があちらこちらで行われているこの頃は本当にすごいね。進みたいのに一時停止。もどかしい。ここで信号のお話。

 

危険を示す赤信号で世界が満たされた時こそ、いつよりも安全な時間であり、逆に安全を示す青信号で世界が満たされた時は、世界のどこよりも危険な場所が出来上がってしまうという矛盾。

 

誰かが、たとえば私が、言い出すべきなのです。世の中がどんな危険な場所なのか。世界は平和で、夢と希望にあふれていて、救いに満ちていて、人と人は愛し合うために生まれてきて、仲良くするべきで、子供には幸せになる義務があるとかそんなことをぺちゃくちゃ陶酔しながら言っているから、簡単に足元をすくわれるんです。戦地の子供たちは、たとえ教育を受けていなくとももっとしっかりしていますよ。少なくとも人生に対しては貪欲です。彼らの目には、青信号ではなく赤信号ばかりが映りこんでいますからね。

 

これは、終物語にて忍野扇阿良々木暦に言っていた言葉だがこの言葉にであったときにわたしはまだまだ一面的にしか物事を考えられてないんだな、なんてしょんぼりしたのを今でも思い出す。確かに誰かが言い出すべきなんだよね、色々と。やはり、一時停止して考えるのは必要かもしれないね…日々精進。