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ほぼ酔っ払いの備忘録

一年に一度くらい深く思い出す

12月28日、今日くらいは思い出そう。

忘れてたわけじゃないけど、意識的に。わたしを作ってくれた人のことを。思い出せる記憶は両手に数えるくらいあるかどうか。それでも大切な人のことを。この世界から居なくなってもう13年経つね。わたしはもう23になるから、半分も見せられなかったね。やっと自力でお金を稼ぐことを余儀なくされた今になり深く思う、何もしてあげられなかったと。わたしのことどう思ってたのかな、そんなに興味なかったよね。子どものころは思わなかったのだけれど、とても不思議な人だったから本当はどんなことを考えてたのかとか知りたかったな。あの温泉街の定食屋さんのごはんが懐かしいよ。

 

ふと

ふと昔のことを思い出すことがあって、これってあの時すごく大事に思ってたことじゃない?なんで忘れてたんだろう、うーんそれでも完全には思い出せてないな、もう思い出せないのかもな、ってなる。忘れてしまってることが大半で、それでもその時そのとき大切に思ってたこととかがあって、それがとても愛おしい。忘れていたことに悲しくなるけど、愛おしい。

日没の雪

仕事が休みの土曜、時刻は午後17時。お昼ご飯に大盛りのパスタとスープを食べた後に昼寝をしていたらこんな時間になっていた。目を閉じたまま感じる、エアコンの音。乾燥しているせいか喉が痛い。エアーコンディショナーなのにどうしてうまくいかないのか、なんて適当な文句を思い浮かべる。唾を飲み込むのも痛い喉のまま、コンタクトレンズのせいでパサパサになった目を開くと、ぬくぬくとした暖かい部屋が暗くなっていることに気づく。とてもいい暗さ。部屋の中はほぼ黒に近い色なのに、カーテンの隙間から見える町はまだ紺色になりきれていない。地元では今日降雪があったらしい。部屋の中から外を眺めると白い物体が降ってきていたという。そんな話を思い出しながら窓辺に近づいてみても期待するほど寒くない。今年は雪が降らないのでは、とさえ思ってしまうほどに。